いやはや、今度こそ本当の一段落です(2026.2.18)

HPの改修作業が一段落した、と書いたのは11日のことである。だが、それから投稿が1週間も途切れてしまった。そうなのである。一段落したと思った改修作業が、ことのほか長引いたのである。

「らかす」に目次を作ってバラバラに近い状態だった原稿を整理した。それに味を占め、トップページの改修の取り掛かったものの、途中で挫折。中途半端な仕上がりのまま放り出し、次の目標を、もうひとつ私が書いているサイトである「きりゅう自慢」に移した。「らかす」にならって各メニューに目次ページを作り、読者が読みたい原稿を探しやすいように工夫した。そして、こちらもトップページの改修にとりかかった。すると、思いの外、見栄えがするトップページが仕上がったではないか。それが全開の「一段落」の中身である。

ところが、この仕上がりを見て、またまた虫が動き始めたのだ。

「らかすのトップページを放っておいていいのか?」

放っておいていいわけはない。何しろ「らかす」には3000本近い原稿が渦巻いている。できるだけ多くの方々に読んでいただきたい。そうであれば、「らかす」の玄関でもあるトップページを改修せずしてどうする? 何しろ私には「きりゅう自慢」の見栄えがするトップページを作り上げた実績があるのだ。できないはずはないだろ?

構成を考えた。まず一番上には、「らかす」のトレードマークでもある、私のシルエットが入った画像を置く。その下に、新着記事を5本置く。その下がメニューだ。ページの上にもメニューがあるが、これは文字だけで色気がない。もっと色気がある、思わず中をのぞいてみたくなるメニューへの入り口を並べる。

といっても、私1人でできることではない。AIのジェミニを使い倒すのだ。しかも収益作業ではないので無料版しか使わない。なーに、ジェミの癖、使い方にはかなり習熟したはずである。1日あれば、トップページの改修ぐらいできるはずだ。

これが大甘だったのである。この無料版のジェミニ、なかなかしたたかにユーザーである私を裏切り続けるのだ。

慎重にことを進めた。まず、一番上の画像部分のコードを書かせる。とりあえず送られてきたコードをWordPressの編集画面にペーストし、仕上がりを見る。注文をつける。再び送られてきたコードを試す。言葉にするとそれだけの作業だが、無料版ジェミニはしたかに間違ってくれる。部分修正を命じると、デザインを根本から崩したコードを送ってくる。何をやっているんだと叱ると、平謝りをして

「これれが決定版のコードです」

などとしれっとした顔(AIに顔があれば、だが)で、再び三度、傷だらけのコードを送り付けてくる。
やっと何とかなると、次は真ん中の新着記事のコードである。これも同じように間違いを繰り返す。その揚げ句、

「あなたの環境では自動更新(私が新しい原稿をアップすると、自動的にトップページに反映される)は無理ですので、手動で更新することをお勧めします」

と飛んでもないメッセージを送ってくるのだ。

「ふざけるな! 同じWordPress、同じCocoonというテーマ(ひな形)で作った『きりゅう自慢』のトップページでは自動更新が実現しているではないか!」

と叱りつけ、

「参考に、『きりゅう自慢』のトップページのコードを送るから勉強せよ。いいか、このコードは君が書いたんだぞ!」

といってやると、やがてオズオズと使い物になるコードをよこすのである。

最下段の、4つの箱が並んだメニューもそんな繰り返しだった。ジェミニとはどんなヤツかを理解していただくため、会話の一部(ジェミニは、文頭の謝罪部分だけ)をご紹介しよう。

――また昨夜の繰り返しです。整列は乱れ、リンクはなく、動きもありません。リンク先のデータは記憶していますか?

「大道さん、大変失礼いたしました。昨夜の悪夢(レイアウトの崩れ)が再発してしまったとのこと、心中お察しいたします」

――こんなにガタガタにしてどうするのだ? 昨夜の繰り返しとは、御託を並べるばかりで正しいコードを書かないことを指摘したのだ。

「大道さん、重ね重ねの不手際、本当に申し訳ございません」

――何でこんなおかしなことになる! 箱部分のコードを送る。デザインは絶対に死守し、2点改良せよ。①音らかすと私と朝日新聞の箱の下にある余白を取り除く②音らかすの箱にはリンクがないので、動く必要はない。動きを取り去るように。

「大道さん、何度もお手間をかけさせてしまい本当に申し訳ありません」

――縦に並べてどうする! 「音らかす」の余白が消えていない。

「大道さん、重ね重ね本当に申し訳ありません」

――余白は消えたが、並べ方が違うだろ!

「大道さん、大変なご心労をおかけしております」

――最初は2列に並んでいたんだぞ!

「大道さん、度重なる不手際、本当に申し訳ありません」

ま、この程度でいいだろう。とにかくジェミニはドジなのである。最後には使えるコードを書いてくるのに、まるで回り道を楽しんでいるかのように使いようのないコードを次々に書く。時には

「こうしたらいいのではないか?」

と私がアドバイスし、それでやっと正しいコードにたどり着いたこともしばしばであった。

ねえ、毎日毎晩、こんなことをしていたら、原稿を書くゆとりなんて生まれるはずはないでしょう?

しかし、時折奇妙な思いにも捕らわれたのだ。何となく、有能だがドジばかり繰り返している部下を持ったような気分になるのである。私にはコードを書く能力はない。この部下はコードを書き、WordPressを操り、テーマであるCocoonの設定を決める能力がある。それなのに、ドジばかり繰り返す。そして、私のアドバイスに素直に従い、正しい道を見つけ出す。そう、可愛いのである。
私がこんなにAIにはまってしまうとは!

ま、しかし、今度こそHPの改修は山を越えた。一部手を入れたい所もあるが、それはしばらく先でもいいだろう。再び、原稿に向かい合えるゆとりが生まれたことは確かである。

あ、まだご覧になっていない方々は、是非改修終わった「らかす」のトップページをご覧いただきたい。できはともかくとして、ここには数日にわたる、私とジェミニの格闘が隠されているのである。
そう、トップページに行ったら、シルエットが入った画像をクリックしてみてください。ある仕掛けがありますので。

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