我が愛車はBMW X2 20dである。つまりディーゼル車で、燃料は軽油である。
その燃料が残り3分の1ほどになった。そろそろ給油をしなければ、とスタンドに車を走らせた。今朝のことである。
私が通うのは、隣の太田市の流通団地にある給油所である。ここは安い。流通団地だから、数多くの大型トラックが行き来する。そしてここで給油する、だからだろう、「薄利多売」を実行できる給油所なのだ。一般のガソリンスタンドと比べると、1リットル当たり15円から20円安い。50リットル給油すれば1000円近くが浮く。わが家から10km近く離れているこの給油所に通うのは、正常な経済感覚を持っていれば当たり前のことだと思う。
だから、今朝もその給油所に行った。ところが、なのである。軽油の給油機に
「売り切れ」
の紙が貼られているではないか!
「どうしたの? 油がないの?」
「済みません。昨日からカラッカラでして。発注はしているのですが、入ってこないのです」
即座に私は理解した。これはトランプによるイラン攻撃の余波である。突然攻め込まれたイランはホルムズ海峡の閉鎖を実行した。ホルムズ海峡は原油を満載したタンカーの通り道である。イランはここに機雷を設置した。それだけなく、通行しようとすれば砲弾が飛んでくる。であれば、日本に原油を運ぶことは不可能になる。そのため日本政府は石油備蓄の放出を決めたが、それでも200日分しかないそうだ。これでは石油関連の原料、燃料への不安が高まるのもやむを得ない。先行きの見通しが難しいいま、必要以上に軽油の「備蓄」を始める運送業者があっても、責めることはできない。
と頭では理解するが、困った。帰り道で見たガソリンスタンドに掲示されている軽油価格は、1リットル170円近かった。おいおい、それって、ガソリン価格とたいした違いはないじゃないの! まあ、それでもリッターあたりの走行距離はディーゼル車の方が長いからディーゼル車の利便性には代わりはないが。それでも、1リットル170円? つい先日までは120円台だったのだぞ!
いまのところ、私の車には300kmほど走れる燃料は残っている。遠出する予定はない。しばらく様子を見るしかない。見て何ともならなければ、1リットル170円を受け入れるしかない。
それにしても、である。トランプのとんでもない「ディール」が私の暮らしにドカドカと踏み込んできた。トランプは一刻も早く表舞台から消え去って欲しい。そうでなければ、私を含めた世界の民は、安心して明日を迎えられない。
報道によれば、今秋の中間選挙では、共和党が負けるらしい。いまアメリカではトランプの出鱈目なやり口でインフレに襲われ、仕事の口は増えず、失望が広がっているらしい。そして、中間選挙で共和党が負ければ、トランプはレイムダックと化す。
その時ホルムズ海峡がどうなっているかは不明だが、レイムダックになったトラップの哀れな姿を見てみたいと思っているのが私だけではないと信じたい。

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