格闘 その4(2026.1.17)

記録によると。「らかす」の改修作業を始めたのは11日である。迷子になりそうな「音らかす」を何とかできないか、と思い立ったのがきっかけだった。ジェミニの助けで目次ページを作るということになり、何とかやりおおせると、ほかにも気になるものが出てきた。「シネマらかす」「私と朝日新聞」である。

これまで使っていたテーマ「Focus」だと、「シネマらかす」を開くと85本の原稿がきれいに並んだ。ところが新しく採用した「Cocoon」では並び方がだらしない。ジェミニに問い合わせながらあれこれいじってみたが、2列に整列せよ、ということすらできない。やむなく、これも入り口として目次ページを作ることにした。写真も入れようと試みたのが、写真を入れると並びが崩れる。あれこれ考えたが、文章だけにし、要約文を付けた。

苦労したのは「私と朝日新聞」である。なにしろ、300本を超す原稿がある。これを目次ページでまとめるにはどうするか? これもジェミニの案で、全体を12のセクションに分け、しかもそれぞれのセクションの中にもうひとつセクション分けを入れるという手法で何とか乗り切った。

もうひとつ苦労したのが「らかす日誌」だ。多分ここには1000本以上の原稿がある。「らかす」にアクセスしていただいている方々が、まさかメニューの「らかす日誌」をクリックされるとも思わないが、しかし、もしクリックする方がいた時、その見え方は問題である。いまはそれぞれの原稿が横に広がって縦に並んでいるが、これは初めから意図したデザインではない。できればそれぞれの原稿が箱に入り、2列、または3列に整列して欲しかった。そしてアイキャッチ画像(原稿の一番上にある画像)があるものはそれを表示し、ないものはテキストだけで箱を作るのが理想だと思った。
それができないのである。ジェミニは何度もコードを書き、あるいはテーマである「Cocoon」の設定を変え、挑んでくれたのが、力及ばず、なのか、そもそも壁があったのか、いまの形に落ち着いた。

まあ、とにかく今日までは、朝起きれば「らかす」の改修、定例である夕食後の音楽、映画鑑賞が終われば改修、とほとんどの時間を「らかす」の改修に注ぎ込んできた。私にとってはそれほど大切なサイトなのだ、と言うことを改めて思い知った。

思い知ったのはそれだけではない。AIと人との関係も思い知ったことの1つである。

AIも間違う。Webページの構築はロジステックの世界だろう。そして、ロジスティックに関しては、AIは人間よりはるかに優秀で、エラーなど起こすはずがない。私はそう思っていた。ところがである。何度か書いたが、AIも間違うのだ、頻繁に。ジェミニが「これなら」「最後の一手」などと言いながら送って来るコードを実行してみると目的が達成されないばかりか、とんでもないトラブルまで引き起こすことが数えきれないほどあった。ついには「らかす」のありかであるレンタルサーバーまで触らなければならない羽目に何度も陥った。
加えて、問題の解決策を示したのが私であったケースも数回あった。

「君はそういうが、こうしたら解決するのでは?」

という私の問いかけに、ジェミニは素直に

「その通りです」

と返してきた。
こうなると、どちらの能力が上なのか?
無論私には、Webページのコードを書いたり、WordPress、Cocoonの設定を自在に操作する知識は皆無である。その私が、私よりその能力がはるかに高いはずのジェミニに

「こうしたらどう」

と提案し、ジェミニが

「気がつきませんでした」

と応じる。何だか、鉄腕アトムとお茶の水博士の関係のようではないか。

いずれにしても、人とAIが共生し始めた。私はその入り口で生きているようである。

そして、私がジェミニの協力を得ながら今日までに達成した「らかす」の改修を、それを専門にしている会社に頼んだらどれほどの請求書が来るのだろう? 10万円、20万円では足りないのではないか?
いや、私は自力でそんな金額を節約したと自慢しているのではい。AIはこれからも進化を続けるるだろう。ジェミニも失敗を繰り返さず、1度で正しいコードを送ってくるようになるだろう。そうなれば、いま、Web関連の仕事をしている企業は生き残ってはいけないのではないか?

この2週間以上、私はジェミニと楽しく作業をしてきた。時間がかかりすぎ、という気がしないでもないが、ジェミニは成長する。そして、2週間以上かかったのを1日終えられる日が来るに違いない。

「らかす」の改修作業をしながら、私たちは新しい時代への入り口にいることを強く感じた私である。

あ、できたら改修の結果である目次ページを見てくれますか? リンクを張っておきます。

クリスキットの桝谷英哉さんと私
オーディオ自作・全行程の記録
桝谷さんの遺稿集

一記者の歩んだ半世紀の記録 ―

シネマらかす:シネマ・ナビゲーター

ついでに、中身も覗いていただければ嬉しいです。

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