2014
12.11

2014年12月11日 「歯槽膿漏

らかす日誌

の気がありますねえ」

といわれたのは、3週間ほど前歯科医に行ったときである。
すでに治療済みの歯の根っこが腫れ、この歯科でインプラントしたところもどうもしっくり来ない。

「ということなんだけど」

と治療椅子に座って大口を開けていたときだった。

「ああ、これは根っこに膿がたまってますねえ。上からあけて膿を出しましょう。だけど、それだけかな? うーん。歯槽膿漏の気もあるような感じなんだよねえ」

そのまま根っこの治療を受けて

「はい、もうここは大丈夫です。開けた穴は埋めますから」

といわれたが、同じ歯が何となく具合が悪い。というと

「うーん、やっぱり歯槽膿漏の初期じゃないですか?」

と特殊な歯ブラシでの歯磨きを勧められた。
数日後にその歯ブラシを購入した。毛先が極端に細くなっており、その細いところが歯と歯茎の間に潜り込んで歯垢を掻き出す。同時に歯茎に刺激を与えて血行をよくする。
その日から、まあ、1日に1,2回、普通の歯磨きをしたあとでその歯ブラシを用い、

「歯槽膿漏では?」

といわれた歯の周りを磨いておる。

磨き続けるうちに、

「そういえば」

と思い当たるものがあった。薬局やドラッグストアの歯磨きのコーナーのどこかに必ずある

歯槽膿漏予防のための生薬配合

の歯磨き粉である。

「ブラッシングだけでも効果があるのなら、それようの歯磨き粉を使えば効果は倍増しないか?」

数日前、その歯磨き粉を買い求め、使い始めた。

何だか具合がいい。
歯科医から戻ってからも、やっぱり問題の歯に違和感があったのだろう。何かを口に入れると、どうしても左の奥歯で噛み砕こうとした。時には右も使うのだが、やはり、ピリリとした違和感が発生する。それで再び口の中のものを左に寄せて噛む。
徐々に違和感は薄くなってはいたが、それでもしぶとく残っていた。

それが、昨日あたりからほとんどなくなった。食事の時も、気がつくと右で噛んでいる。噛んでいるときに気がつかないほどだから、違和感はほとんどなくなったといってもいい。

人間の体とは、扱い方次第でずいぶん違うものである。

「仕方がない」

と放っておかず、あらゆる情報源をたどって

「こうすればうまくいくのではないか」

という対処法を模索する。そして、実践。
なーに、うまくいかねばやめればいいのである。この開き直り精神を中心にし、どん欲に情報を求めて試す。恐らく、医療とはそのような試みの上に築き上げられた知の体系である。

まあ、この歯槽膿漏予防歯磨きはうまく行きそうである。

また、我が腰痛の原因であるすり減った腰の軟骨への対処法として挑んでいるコラーゲンも、今のところ順調だ。

一昨日から昨日にかけて、何となく腰が重かった。コラーゲンを飲み始めて、確か2回目の腰の違和感である。だが、今日になったら違和感は薄れていた。つまり、腰をほとんど意識せずに動ける。

この2回に渡る腰の違和感は、コラーゲンの服用と何か関係があるのだろうか? それとも、単に寒くなったからの症状か?
そのあたりははっきりしないが、

「きっといま、腰の軟骨が再生されているのである。これまで軟骨がほとんど存在しないことに慣れていた部分に新たに軟骨ができはじめれば、周りの組織は違和感を持つはずだ。それが軽い痛みとなって出てきているのではないか? 時折、軽く痛むのは、治療効果が上がっていることの表れに違いない。とすれば軽い痛みは治療効果の里程標ではないか」

勝手に思い込んでいる私である。

ということで、様々な症状にはそれなりの対処法がある。
実感するのは、齢を重ねると、数多くの対処法が必要となり、それなりにコストもかさむことである。老いるとは、普通の暮らしができる状態に居続けるために金を使うことであるらしい。


我がファミリーでは、世間より一足先にクリスマス気分が盛り上がっている。
啓樹も、瑛汰も、璃子も、嵩悟も、どうやらボスとサンタさんは別人であることに気がついたらしい。であれば、ボスからのプレゼントを手に入れるのに、クリスマスイブを待つ必要がないことになってしまった。

璃子の元へは10日ほど前に、リクエストのドレスと絵本が届いた。
今日、四日市の啓樹と嵩悟に、レゴとトミカのセブンイレブンが届いた。
瑛汰はまだ、何にするか思案中である。

うーん、サンタさんがいたら

「N-70Aを枕元の靴下に入れて置いてくれないかなあ」

と願う私である。だが私は、願ってみても誰も持ってきてくれるはずがないことを知ってしまった寂しい大人でもある。

N-70A。本日ただいま現在、12万924円。うん、下がってきた。どんどん、勢いよく下がれ! 目指せ、7万円!!