2017
08.30

♯65 シュリ―いま、すごく逢いたい。逢いたい(2006年7月13日)

シネマらかす

日本は、もっと不安定な、皮膚がピリピリするような危機感、軍事的緊張感のある国にならねばならない。
シュリ」を見て、そんな気がした。

不穏である。平和主義者である私が、平和を否定する。おいおい、平和は何よりも大事なものではないのか? なのに、いったい何故?

「シュリ」が素晴らしかった。思わず、日本でこれほどの映画ができているか? と自問して、最近の日本映画を思い浮かべた。
いまは、 ない

かつてはあった。我が敬愛する黒澤明監督の映画は、世界の映画史に燦然と輝く。黒澤監督は、日本だけでなく、世界の映画界の宝である。

私は黒澤監督の全盛期を1948年の「酔いどれ天使」から、1965年の「赤ひげ」までと見る。戦争直後の混乱期に始まり、日本社会にまだ貧しさが漂っていた時代までの作品群だ。
「赤ひげ」から間もない1967年、日本のGDP(国内総生産)はイギリス、フランスを抜く。翌68年には西ドイツも抜いて西側世界2位に躍り出た。その後も黒澤作品は作られ続けた。70年の「どですかでん」、75年の「デルス・ウザーラ」、80年の「影武者」。残念ながら、私の目には、全盛期の輝きが感じ取れない。
黒澤監督の名作は、日本社会に混乱緊張危機意識貧しさがはびこる時代に撮られた。日本が豊かになり、安定してからの作品は、黒澤作品に限らず、今ひとつうなずけないものが多い。これは、私の独断と偏見である。

だから「シュリ」を見て、突拍子もないことを考えた。素晴らしい映画を生み出すには、社会に緊張感、危機感、不安感、飢餓感が必要なのではないか? 平和惚け、ゼニ惚け、色惚けした社会からは、ろくな映画は出てこないのではないか?
いまいちど、素晴らしい日本映画を堪能したい。そのためには、日本には韓国のような危機感や軍事的緊張感が必要なのではないか?

暴論ではある。しかし……。

冒頭から驚いた。このドラマの社会的背景を説明する字幕である。

  After the World War II, Korea was divided into two nations ; Communist North and Democratic South.
  The Korean War which was instigated by North Korea in 1950 devastated the whole Korean peninsula.
  Now, the two nations are still under the state of suspended war.
  The tension runs high even at this very moment.
(第2次世界大戦後、朝鮮は2つの国家に分断された。共産主義を掲げる北と、民主主義の南である。1950年、北が戦端を開いた朝鮮戦争は朝鮮半島全体を荒廃の極みに追い込んだ。いまなお、2つの国家間の戦争は終結していない。この瞬間も緊張状態が継続している)

 1910年、日本の支配下に組み入れられた朝鮮は、第2次世界大戦終了後、北はソ連、南は米国が管轄する時期を経て、1948年、北に朝鮮民主主義人民共和国、南には大韓民国ができた。分断国家の始まりである。1950年、朝鮮戦争が勃発し、以降、38度線を境に緊張状態が続く。この程度は、まあ、現代史の常識ともいえる。
その常識が、簡潔な文章で語られているから驚いたのではない。よくご覧いただきたい。韓国で作られた映画なのに、字幕が韓国語ではない。英語なのである。
日本映画で冒頭の字幕が英語だったら? 違和感があるはずである。なに考えてんの、この監督? という批判も受けかねない。国民と国語の関係はそのようなものだ。

(余談)
もちろん、韓国語であったならば、このように書き写す能力を私は持っていないのでありますが。

 姜帝圭(カン・ジェギュ)監督は、あえてこのタブーに挑んだ。恐らく、頭にあったのは世界への挑戦である。私が作る映画は、国内向けに限られるものではない。私のメッセージを、分断国家の悲しさを、全世界の人々に届けたい。ハリウッドの、フランスの、イタリアの映画と同じ土俵で勝負できる質の高い映画にしてみせる。だから、国際語ともいえる英語を用いた。
高い志と自信に感心する。その狙いは成功した、と思う。韓国国内で高い評価を受けただけでなく、日本では、その後の韓流ブームを作るきっかけの1つになった。

1992年9月、朝鮮民主主義人民共和国。第8特殊部隊工作員が激しい戦闘訓練を繰り返していた。目的は1つ。確実に敵を殺す能力を持った工作員の育成である。
丸太に縛り付けた、生きた人間をナイフで殺す。分解した2丁の拳銃を2人の隊員が組み立て、先に組み立て終えた方がもう1人を射殺する。数十人の隊員が殺し合う。文字通りの生き残り競争。能力が劣る隊員を待つのは確実な死である。
短いカットが積み重なる訓練場面は、凄まじい、というほかない。真実かどうかは別として。

1993年6月から韓国で要人の暗殺が相次ぐ。核物理学者、国防科学研究所長、国家安全企画部員、原子力潜水艦開発部長。一般市民を巻き込んだガス爆発も起きた。
犯人は、北朝鮮第8特殊部隊工作員イ・バンホ。1971年生まれの女性である。彼女は、第8特殊部隊の生き残り、最優秀の工作員だ。
イ・バンホを捕らえよ。韓国秘密情報部員のジュンウォン、ジャンギルが全力を挙げて捜査にあたった。が、尻尾もつかめない日々だ。

1998年、2002年ワールドカップへの南北合同チーム出場が決まった。両国の首脳が出席する合同チームの結成式と親善試合を韓国で開くことになった。朝鮮半島に和解ムードが広がった。

そのころ、秘密情報部に情報を提供しようとした武器密売組織のボスが、密会場所まで出かけたジュンウォンら2人の目の前で射殺される。これもイ・バンホの仕業だ。なぜ、密会場所が分かったのか?
そして、「シュリ作戦」が始まる。密かに南に入った第8特殊部隊が、韓国が開発したCTXを移送途上で奪取した。ジュンウォンら2人が移送を知ってヘリコプターでトラックを追い掛けている間の出来事だった。CTXは無味無臭。光と熱に反応し、200ccで半径1kmを吹き飛ばす液体爆弾だ。そして、ソウル市内の10箇所にCTXを仕掛けたとの脅迫電話が入った。

どうして移送の事実を第8特殊部隊が知った?
秘密情報部から情報が漏れているのか?
イ・バンホはどこにいる?
「シュリ作戦」とは?
北の、第8特殊部隊の狙いは何か?

南北分断を下敷きにした骨太の政治ドラマが展開する。

イ・バンホと第8特殊部隊に振り回され続けるジュンウォンの安らぎはミョンホンだ。熱帯魚の店を経営し、印象的な目が魅力的な彼女とは1年前に知り合い、たちまち恋に落ちた。彼女と過ごす時間は、ささくれだちそうになるジュンウォンの心、疲れ切った体を包み込み、慰めてくれる。危険と隣り合わせの日々が続くジュンウォンのオアシスだ。

彼女との結婚が1ヶ月ほど先に迫ったころだった。秘密情報部からの情報漏れを疑ったジュンウォンは、相棒のジャンギルに疑いをかける。漏れている情報は局長と自分とジャンギルしか知らない。まさか局長が。では?
CTX関連の情報提供者が現れた。ジュンウォンはそんな嘘でジャンギルをファイン文化センターに誘い出す。この話を知るのは自分とジャンギルだけ。これで第8特殊部隊、イ・バンホが現れたら、裏切り者はジャンギルだ。センター内には戦闘部隊を潜ませた。
ジャンギルが現れた。

一方のジャンギルは、逆にジュンウォンの裏切りを疑っていた。センターでジュンウォンを問いただす。先日、お前は刑事と一緒にいてイ・バンホに狙撃されたな。刑事はやられたがお前は無事だった。イ・バンホの銃には弾が3発残っていたはずだ。なぜイ・バンホはお前を撃たなかった?
その時、第8特殊部隊の工作員が3人、文化センターに入ってきた。やはり情報は漏れていた。2人は、それぞれに思った。やはりお前が……。
すぐに激しい銃撃戦が始まった。待ち伏せしていた韓国側は2人を射殺し、首魁のパク・ムヨンを追いつめる。だが、いま一歩というところでイ・バンホが現れ、腕に被弾しながらムヨンを逃がして自分も逃走した。

逃がすものか! ジュンウォンは必死で追い掛け、追いつめた。どこへ隠れた? すでに夕闇が迫っている街を見回す。ミョンホンの熱帯魚の店が目に入った。こんな所に? 見つめるジュンウォンの前で、店の看板に明かりがともる。えっ、彼女は、万一のことを考えてホテルに匿った。店には誰もいないはずだ。誰が?
訝しがりながら店に入ったジュンウォンの目に、死んでも見たくないものが映った。ミョンホンの寝室で、左腕から血を流した女がカツラを脱ぎ捨てていた。さっきの女 ― イ・バンホが後ろ姿をさらしていた。ジュンウォンにはそれで充分だった。
いま目の前にいるのは、彼が世界で一番愛している女だ。ミョンホンがイ・バンホだった。では情報漏れも……。
ジュンウォンは、胃の腑の底からこみ上げてくる吐き気と闘いながら店を飛び出した。

 

シュリ、とは、朝鮮半島にしかいない、澄んだ川に生息する淡水魚だという。水系さえつながっていれば、シュリは北も南も自由に泳ぎ渡る。政治によって分断された国家の、再統一への願いを象徴する魚なのだ。
そして、分断されているのは国家だけではない。南に潜入したイ・バンホは、目的を持って秘密工作員であるジュンウォンに接近した。親しくなり、機密情報を取る。シュリ作戦を成功に導くためだ。なのに、いつしかジュンウォンを深く愛するようになる。
一方のジュンウォンは、一目でイ・バンホに惹かれた。
イ・バンホは、シュリになれない自分をどれほど恨んだことか。苦しんだことか。ジュンウォンも後に同じ苦しみに身を焼く。だが、どれほど身を揉んでもシュリの自由は手に入らない。政治の壁に阻まれて永遠に結びつくことができない2人の願いも、シュリは象徴するのである。

だから、この映画には水槽と淡水魚が効果的に登場する。南に潜入したイ・バンホが偽装したのが熱帯魚の店であることもその1つ。イ・バンホがジュンウォンにプレゼントするのは、キッシンググラミーという熱帯魚だ。

「この魚、一匹が死ぬと片方も後を追うの」

素敵な愛の言葉だ。しかし、同時に不吉な愛の伝達でもある。自分の使命を知りすぎるほど知っているイ・バンホは、いずれ、確実に引き裂かれる愛の先に死を見つめている。

雨の中、水槽越しのキスシーンは、限りなく美しい。
ジャンギルと3人でミュージカルを見に行った帰りだった。突然、土砂降りの雨に見舞われた3人はタクシーを捕まえることもできず、地下鉄の駅に向かって駆け出す。ずぶ濡れだ。いつの間にかジャンギルとはぐれた2人は、商店のディスプレイになっている水槽の前で雨宿りする。
たわいない会話から始まった。いつしか、心の内を語り出した。

「私の願いは、何があっても、私に何が起きても恨まずに理解してくれること。それだけ。私を理解してくれるのはジュンウォンさんだけだから」

女は、告げたくても告げることができない事実を臭わせた。男は、女の熱い思いの吐露だとしか受け取れなかった。
2人は熱いキスを交わす。
女は愛と悲しみに張り裂けそうな思いで。男は燃えさかる熱い思いを込めて。
カメラは、白い水泡が立ち上り、真っ青な魚が泳ぐ水槽越しに、2人の姿を映し出す。水と魚は、2人が、2人を縛るすべてから解き放たれる象徴なのだ。2人は水槽の前で愛の世界に浸る。すべては幻想に過ぎないのだが。

最後に会ったとき、
ジュンウォンは拳銃をピタリとイ・バンホに向けていた。
イ・バンホは狙撃銃の照準器でジュンウォンの額を食い入るように見つめていた。
2人を隔てる距離はわずか2、3m。南の秘密情報部員と、北の特殊部隊員として睨み合っていた。そして、それでも、強く愛し合う恋人同士だった。

シュリ作戦が発動した日である。場所は、南北のサッカー親善試合が催されたサッカー場。南の大統領、北の最高指導者が仲良く観戦する政治ショーの会場でもあった。貴賓席の頭上にある照明にCTXが仕掛けられていた。シュリ作戦の目標は、両首脳の暗殺だったのだ。

秘密情報部内で1人だけ気が付いたジュンウォンは現場に駆けつけた。

(余談)
ジュンウォンが気付いたのは、死に瀕したジャンギルが握りしめていた親善サッカーの入場券がヒントだった。まあ、そんなモンで気が付くかぁ、という気がしないでもない。ではあるが、ここでは無視する。
無視するが、イ・バンホの正体に気が付いたジャンギルがイ・バンホ逮捕に向かい、激しい銃撃戦を繰り広げるシーンは印象的だ。場所はイ・バンホが経営する熱帯魚の店。飛び交う銃弾で店内の水槽が次々と破壊され、店内は水浸しになる。
壊れる水槽、流れ去る水、床にぶちまけられて死を迎える魚。それは、ジュンウォンとイ・バンホが夢見た世界が粉々になることでもある。

 中央変電室に駆けつけたジュンウォンに、第8特殊部隊の首魁、パク・ムヒョンはいう。
我々は政治家の犠牲になってきた。北では餓死した子の肉を親が食らい、草の根、木の根では足りずに土を食う暮らしだ。

「我々は政治屋を信じて50年待った。ここは南北の腐った政治屋の墓場だ」

北による南への武力侵攻ではなかった。これは第8特殊部隊によるクーデター、朝鮮半島に新しい統一国家を、武力で樹立しようという企てだったのだ。南北対立という簡単な図式ではなかった。もし、違った時、違った場所で話を聞けば、ジュンウォンも共感するところはあったはずだ。
だが、だからといって放置はできない。武力による問題解決は間違っている。パク・ムヒョンの計画は何としてでも阻止せねばならない。ジュンウォンは間一髪で照明を消す。CTXが爆発することはなくなった。

イ・バンホは、観客席にいて作戦の失敗を知った。恐らく、第8特殊部隊は彼女を除いて全滅したのだろう。であれば、彼女の使命は、狙撃銃で南北首脳を殺すことである。すぐに貴賓席に銃を向けた。両首脳はボディーガードに囲まれながら逃げる。銃を持ったイ・バンホは首脳たちを追い掛けた。
そして、会った。ジュンウォンに。

拳銃の照星の先に、狙撃銃を俺に向ける女がいる。心から愛した女だ。あの目に、俺は惹かれた。あの肩に歯形をつけた。あの胸に顔を埋めた。誰にも、何物にも代え難い、いつまでも力の限りに抱きしめていたかった女。死ぬまで離れないはずだった恋人。だが、いまは殺すか殺されるかの敵……。

狙撃銃の照準器の中に、拳銃を私に向ける男がいる。あの手は、私を愛撫してくれた手だ。あの唇から出る言葉に、あの唇の感触に、我を忘れる時間を持った。できることなら、ずっとそばにいたかった。一緒に笑い、一緒に泣いて生きていきたかった。その男の構える銃が、ピタリと私を狙う……。

2人は48秒間睨み合う。右手の人差し指に力を込めれば、確実に恋人は死ぬ。いや、恋人を我が手で殺す。それぞれにとって、永遠よりも長い48秒間である。その間、2人の脳裏に去来したのは、いったい何だったのか……。

その時、イ・バンホの銃が向きを変えた。護衛が周りを固めた車で南の大統領が逃げ去ったのだ。イ・バンホの銃は車に向けられ、引き金が絞られた。同時に、イ・バンホに向けられていたジュンウォンの銃が火を噴いた。
大統領の車である。恐らく防弾が施されている。狙撃銃で大統領の命を奪うのは無理である。プロ中のプロであるイ・バンホが知らないわけはない。そして、自分が引き金を引けばジュンウォンも引き金を引かざるを得ないことも。
なのに、彼女は何故引き金を引いたのか?

事件後、ジュンウォンが知らなかったイ・バンホが現れる。

イ・バンホが妊娠していた事実を知ったのは、取調官の口からだった。敵のテロリストをフィアンセにしていたジュンウォンは、厳しい取り調べを受けたのだ。

そして、ジュンウォンの電話の留守番サービスに、イ・バンホからのメッセージが残っていた。

「ジュンウォンさん、私、ミョンヒョン。いま、スタジアムの前よ。CTXは貴賓席の照明の中に。変電室で点灯するはず。私は西側観客席の中央にいるわ。お願い、私の前に現れないで。一緒に過ごした1年が人生のすべてだった。2人でいたときはほかの誰でもない素顔の私だった。理解してとはいわない。ジュンウォンさん、いま、すごく逢いたい。逢いたい

彼女は、第8特殊部隊の秘密、シュリ作戦の中身をジュンウォンに漏らしながら、本名であるイ・バンホは名乗らなかった。ジュンウォンが心から愛してくれたミョンヒョンでいたかった。

世に、許されぬ仲の男女を描いたストーリーは数多い。しかし、このイ・バンホの最後のメッセージほど、

「いま、すごく逢いたい。逢いたい」

という単純な言葉ほど、心を撃つ愛の表現は少ない。「シュリ」は、この言葉で名画の仲間入りした。

しかし、である、お立ち会い。たった1回しかない人生で、心から愛した女を、自分の手で殺さなければならない羽目に陥り、その後にこんなメッセージが残される。こんな目にあった男はその後、どうやって生きて行くのだろう? 生きていったらいいのだろう?

ジュンウォンは、イ・バンホが名前をかたった女性、本物のミョンヒョンに会いに行く。イ・バンホはソウルに潜入する前、ミョンヒョンの民宿に泊まり、そこから日本に渡って整形手術をしていた。ミョンヒョンはイ・バンホを、本物の姉のように慕っている。

お姉さんはねえ、寝相が悪いの。寝ると必ずベッドから落っこちていたわ。
箸の使い方がすごく下手なのよ。いつも食べ物を飛ばしてたんだから。

男は、女の全体像を愛おしむのではない。愛おしく思い浮かべるのは、ほんの些細なことである。本人も知らない癖、食事をしながらふと見上げる眼差し、笑いすぎてクシャクシャになった顔……。
ミョンヒョンが語るイ・バンホは、ジュンウォンがよく知るイ・バンホだった。たまらない愛おしさがこみ上げたに違いない。

そして、ミョンヒョンが、携帯CDプレーヤーのイヤホンを差し出した。

「お姉さんが好きだった曲よ」

When I dream, I dream of you
Maybe someday you will come true

キャロル・キッドの歌う「When I dream」という曲である。

再度、問おう。ジュンウォンはこれから、どう生きていったらいいのか?

ジュンウォンのような体験だけはしたくない。私の場合、願ってもできそうにないが。
やはり、映画と平和を交換するわけにはいかない。

安心して愛の世界に浸ることができれば、クズ映画に取り囲まれるのも、まあ、致し方ないか……。

【メモ】
シュリ (SWIRI)
2000年1月公開、上映時間124 分

監督:姜帝圭(カン・ジェギュ)
出演:韓石圭 ハン・ソッキュ=ユ・ジュンウォン
金允珍 キム・ユンジン=イ・ミョンホン/イ・バンホ
崔岷植 チェ・ミンシク=パク・ムヨン
宋康昊 ソン・ガンホ=イ・ジャンギル
アイキャッチ画像の版権はシネカノン、アミューズにあります。お借りしました。