2022
07.23

新型コロナが爆発した。

らかす日誌

暑い夏が戻ってきた。いま、夏の高校野球県予選がたけなわである。群馬大会では桐生市の2校、樹徳高校と桐生第一高校が準決勝に進んだ。目出度いことである。

まだ桐生支局長だった頃、

「桐生の高校が甲子園に進んだら、俺も取材を言い訳に甲子園に行こう!」

と思っていたが一度も果たせず。もう40年以上も甲子園にご無沙汰している。まあ、いまさら甲子園に行こうとは思わないが、桐生から群馬代表が出れば街は賑わうだろう。期待は大きい。
やや心外なのは、桐生の2校が準決勝でぶつかることである。ずれていて、決勝で桐生同士の対決、となれば良かったのだが。まあ、これだけは仕方がないか。

それにしても、である。新型コロナの勢いが凄い。昨日は東京で3万5000人、群馬でも2000人近くが感染した。
ウイルスは変異を繰り返すたびに感染力を強め、病毒性を弱める、という原則からすれば仕方がないことだろう。だから、今年の高校野球開催には、感染者がうなぎ登りであるにもかかわらず、どこからも異論が出ない。コロナとの共生の時代である。

だからだろう、批判を恐れてコロナ対策の手を緩めなかった政府も、濃厚接触者の隔離を最短3日とした。欧米に比べれば、遅ればせで随分おっかなびっくりの緩和である。罰則もないのに、ほとんどの国民が周囲からの無言の圧力を感じてマスク着用を続けてきた日本社会だから、政府も

「これだけ感染者が増えるのは政府の無策のせいだ!」

無言の圧力、声なき声に押され続けるのか。政治家が責任をとり、いち早くマスク着用を解禁した欧米諸国との国情の違いをひしひしと感じる。

暑さにめげそうになって、そういえば欧州は日本以上の熱波に襲われているようだが、この暑さの中で戦闘を続けるウクライナは大変だな、と思い、ウクライナの気温を見てみた。首都キーウの今日午前10時の気温は26℃だそうな。意外に涼しい。

これが、アメリカのように最高気温46℃、などという熱波に襲われでもしたら兵士の疲労が甚だしく、とても戦闘を続けられなくなって一時停戦にでもなるのではないか、と思うのだがどうだろう?

アメリカのバイデン政権はウクライナへの武器の追加支援を表明したが、メディアからはウクライナの影が薄くなりつつある。政治より先にメディアがウクライナ疲れをし始めたか。
ニュースとは、新しい出来事である。同じような戦闘が続くウクライナから、日々新しい情報を発信する難しさはよく分かる。だが、世界の眼をウクライナに向けさせ続け、プーチンに向けさせ続ける責務がメディアにはある。奮闘努力を期待したい。

このところ暇である。執筆が取材に追い付いてしまい。土日はやることがない。小人閑居して不善を為す。今の私が最も心しなければならないことである。

為すまいぞ、不善! 為すまいぞ、不善! 為すまいぞ、不善! ……。