2011
02.14

2011年2月14日 バレンタインデー

らかす日誌

が今日であることに、NHKの7時のニュースを見るまで気がつかなかった。完全に忘れていた。

いや、忘れていたことなどどうでもいい。私は、節目はあまり気にしないタイプである。1月1日は12月31日の次の日でしかないし、私の誕生日である5月22日も、1年のうちの1日でしかない。
そもそも、この歳になってしまえば、毎年の節目とされる日は、死出の旅路の一里塚に過ぎない。自分の人生の残りの日々が減っていくことを節目で示されることが気持ちいいはずはないではないか。

寂しいのは、今日がバレンタインデーであることを、プレゼントで私に気づかせてくれる女性が一人もいなかったことである。
これまで、

「大道さん、これ」

といろいろな女性が、その日がバレンタインデーであることを気づかせてくれた。義理チョコもあったかも知れぬ。営業チョコもあったかも知れない。が、その多くは、勝手ながら、本命チョコであったと信じて疑わない私なのに、今年はチョコが1個もなかった。

カカオに血圧降下作用があると知り、今日がバレンタインであることを知らぬまま、一人でスーパーに「カカオ86%」のチョコを買いに行った。
はっ、これは人生の戯画である。

いやいや、本当はあちこちに私に渡そうと思って、心を込めて用意したチョコがたくさんあった。たまたま今日、そんな女性たちと顔を合わせる機会がなかっただけである。
ごめんね、今日顔を出さなくて。

そう信じて疑わない私は、自信過剰か?
それとも、単なる阿呆なのか?
後者の可能性が高い、というのは自虐的な自己診断である。

 

NHKの世論調査結果が出た。
菅内閣の支持率21%は、共同通信の19%と大差ない。支持の理由は

他の内閣より良さそうだから=47%
人柄が信頼できるから=21%

他の内閣って、どの内閣と比べて?
人柄って、あなた、菅直人の人柄をご存じなの?

まあ、世論とはその程度のものである。馬鹿には出来ないが、大いに馬鹿にしなけれならない時期もある。

この日、民主党役員会は、強制起訴された小沢一郎元代表の党員資格を判決確定まで停止する処分を15日の常任幹事会に提起することを決めた。

何故かは不明だが、衆議院選挙を前に小沢つぶしに出た検察が、メンツをかけて調べたのに起訴できなかった小沢氏をここまでたたく民主党執行部。小沢をたたけば支持率が上がると期待しているようだが、支持率は逆に下がる一方である。
菅内閣で、自分が歴史のどの部分に生きているかわきまえているヤツは一人でもいるのかね。

最近、知人によく言うことがある。
いまの菅内閣の顔を見てどう思う? 人間、ある程度生きれば、自分の顔に責任を持たざるを得ない。それまでの人生が顔に出てしまうからである。
で、菅内閣にいいかをした奴、いる? いい顔とは美しい顔ではない。目鼻立ちは整っていなくてもいい。こいつなら信頼できそうだ、何かやってくれそうだ、と感じさせる顔が1つでもある?

私の目には、菅内閣のすべての顔が、精一杯背伸びをして大人顔をしようとするませた幼稚園児の顔にしか見えないのである。

あ~あ。映画でも見るか?