2010
09.11

2010年9月11日 独りの週末

らかす日誌

 「えーっとね、土曜日はお兄ちゃん(長男)が来てくれるっていうし、日曜日は○○さん(次女の旦那)が休みだし、それに14、15は△△さん(長女の旦那)が四日市から来るっていうし、お父さん、来なくていいわ」

妻からそんな電話が来たのは、確か木曜日(9日)である。
私としては、長女が急遽入院し、ために啓樹が横浜に居続け、次女は瑛汰と璃子に加えて啓樹の面倒まで見なければならず、その手伝いにと居残った私の妻が発熱を繰り返し、という状況を検討し、

「週末は、横浜に行って手伝うしかないか」

と覚悟を固めていただけである。何としても行きたい、という、恋人に会うような思いで週末の横浜行きを考えていたわけではない。

「だから、お父さん、土日はゆっくり休んで」

と妻に念を押されなくても、必要がないのなら、往復300kmのドライブはやりたくない。
というわけで、今日も桐生にいる。明日も桐生にいる。

独りで過ごせる週末。といっても、この絶好のチャンスを無駄にしてはいけないと、いそいそと逢いに行き、

「今日は帰らなくてもいいんだ」

と、甘くささやきかける女がいるわけでもない。無念である。
必定、目覚めて独りで朝飯を作り、食べ、時間をつぶす。それだけの週末にならざるを得ない。

7時前に目覚めて、朝刊にざっと目を通す。たいした話はない。
朝食を作る。食べ終わると、自由時間である。さて、何をしよう?

思い立って、ブルーレイの整理に手をつけた。録画したブルーレイをエクセルで整理、写真などをプリントして区分けする。

外で昼食を済ませたあとは、ギターの練習である。ホテル・カリフォルニアの2分30秒に及ぶ独奏パートは記憶した。問題は、記憶通りに指が動かないことである。

「それって、慣れですよ。もうこの音楽は聴きたくないというほど練習すれば弾けます」

というギター教室の先生の言葉に従い、2時間ほどギターをかき鳴らす。残念ながら、この音楽はまだ聴き続けなければならない。いつになったら聴きたくないといえるのか……。

夕刻、買い物。ステーキ肉、鶏のもも、などを買う。
夕食は、この鶏ももを宮崎風に調理。宮崎風に調理したのに、「たもいやんせ」の味には遙かに及ばず。腕が悪いのか、肉が悪いのか。多分……。
レタス、トマト、キュウリ、タマネギのサラダ、レンコンの煮付けも作ってビール2本。

って、こんな1日を綴っても、面白くないよね? 話題を変えよう。

 

昨日、「群馬美少女図鑑」VOL.7を入手した。2002年の新潟美少女図鑑に始まり、いまでは全国各地で発行されているフリーペーパーの群馬版だ。私が手にするのは初めてである。

感想は2つ。

へっ、群馬の美少女ってこの程度?
私にこの冊子をくれた御仁がおっしゃっていた。

「まあ、心の美人もいるということでご容赦を」

が、冊子ではモデルの心は伝わらない。伝わるのはモデルの美醜だけである。ねえ、これだけ手をかけてこの程度、って……。

この本、年4回発行、毎回1800部限定と書いてある。へっ、という女の子であるにもかかわらず着付けからメイク、ヘアメイク、ファッション、それに本の装幀まで結構金がかかっているように見える。が、広告はそれほど目立たない。
どんなビジネスモデルで運営されているんだろう? 今度聞いてみよう。

 

にしても、だ。
民主党の党首選、どの新聞を見ても先行する菅、猛追する小沢、と書いてある。ホントかな?
小沢一郎ともあろうベテラン政治家が、負けるかも知れない戦に挑むとは、とても信じられないのだが。ひょっとしたら、いまの日本の政治に嫌気がさして、負けるを機に政界を引退しようってか?

にしても、だ。
菅直人の言葉は軽い。こんな男に、日本の舵取りを任せる?
まあ、小沢さんの政策も、これってどうよ、と思うところは多々あるが。

いまいるところが分からない。どこに行ったらいいのかも分からない。行くべきところに行く手立ても分からない。
今回の民主党党首選、混迷する日本の象徴かも知れない。

さあ、明日も独りだけの休日である。何をしよう?