2006
12.24

2006年12月24日 キヤノン・追記

らかす日誌

昨日の日誌で、中途半端な表現をしてしまった。

「キヤノンが政治献金をせず、政治の世界と距離を置いてきたのには、それなりの企業理念があったはずだ」

の部分だ。この中の「それなりの企業理念」というのは、曖昧で分かりにくい。今日になって気になりだし、念のために書き加えたくなった。

私の頭の中にあるこれまでのキヤノンの企業理念とは、物造りに徹し、自分の足だけで立つことである。徹すれば、政治との付き合いは無駄、財界活動も無駄、としか見えない。その代わり、見返りも一切求めない。
バブル期にも浮利を追わず、まるで職人さんの集まりのような佇まいだった。
実に素晴らしい会社だと思っていたのだが……。