足利日赤に行ってきました

小雨降る中、足利日赤に行ってきた。前橋市の耳鼻咽喉科で勧められ、紹介状を書いてもらっていたから今週月曜日に行こうと思っていたのだが、AIのジェミニに止められた。

足利日赤の初診の受け付けは月、木、金の週3日。そのうち月曜日は休み明けだから患者が殺到する恐れがある。緊急を要するのなら月曜日に行くほかはないが、そうでなければ木、金に延ばした方が無難、というアドバイスだった。

「ん? 足利日赤は基本的には予約制のはずだ。それでも休み明けは混むのかな?」

と疑問を感じないわけではなかったが、もう3年ほどのどの違和感と付き合っているのだから、急ぐ旅でもないだろう、と素直に従ったのである。

自宅を出たのは9時ごろ。10時半には到着し、紹介状を受け付けに出す。問診票への書き込みを命じられ、既往症、服用中の薬などを記入。あとはひたすら待つだけである。

待つのには慣れている。記者時代から取材の約束の10分前までには到着していることを原則としていた私は、常に本を持ち歩いた。まず現地に到着し、約束の時間まで活字を追う。それが私の基本パターンで、これは今でも変わらない。だから、病院で待つのもそれほど苦にならない。
ちなみに、いま読んでいるのは「天空の舟 」(宮城谷昌光著)である。中国古代、夏王朝末に生を受け、夏に代わって天下を取る商の王、湯を補佐して商王朝を築く伊尹(いいん)の話である。

私の受け付け番号が呼ばれ、診察室に入った。待っていた医師は小柄で若い。どうみても30そこそこである。度の強い眼鏡をかけているから、ガリ勉で医学部のドアを押し開いたか。どう見ても「真面目そう」という言葉しか思い浮かばない。ふと左手を見ると、薬指に指輪がある。そうか、この若さですでに家庭を持っているか。君も女性を口説き落とす能力は持っていたか。

のどの違和感についての経緯を説明した。前橋の耳鼻咽喉科で

「耳鼻咽喉科の守備範囲はのど仏まで。その下は消化器内科のテリトリーです」

といわれ、紹介状を書いてもらったことまで手短に話した。この足利日赤で、のど周辺のCTを撮ったことを付け加えたのはもちろんである。

「その画像は、まだあるはずですが」

とまで付け加えた。
まあ、それでも結局は胃カメラを飲むことになった。口から入れ、食道、胃に異変がないかを見る。違和感があるのはのどだから、異変があるとすれば食道のはずだが、まあ、これは胃カメラの結果を見なければ分からない。

胃カメラによる検査は6月1日に決まった。さて、どんな結果が出ることやら。

ただ、気になる一言が医師の口から出た。

「この検査で異常がなかったら、やっぱり耳鼻咽喉科の守備範囲ということになります」

おいおい、私は耳鼻咽喉科で

「これは消化器内科です」

といわれてここにきているのだ。すでに足利日赤の耳鼻咽喉科では診察を打ち切られている身分なのだ。その私を、ひょっとしたら君は

「私の守備範囲ではありません」

突き放すつもりか?

胃カメラの結果は何事もない方が嬉しい。だが、そうなったら、こののどの違和感は、何だか中が腫れているような感じは、どこに持っていけばいいのだ?

医師の世界にも、

「これは俺の仕事ではない!」

という押し付け合いがあるのあろうか?

 

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