明日、あかりの一家が、つまり長男の家族が桐生にやって来る。小学四年生のあかりが下校したらすぐにパパと一緒に車で桐生に向かうという強行軍だ。
といっても、ボスとバアバの顔を見に来るというのではない。目的は「田植え」である。
あかりのママに
「あかりが田植えをしたがっているんですよね」
と話しかけられたのは、1年近く前だったと思う。彼女が調べてみると、お金を払えば田植えをさせてくれるところがあるという。そこに行こうかと考えているというから
「桐生でも毎年、小学生が田植えをしている。そこに飛び入りできるかどうか聞いてみてもいいが」
と答えたのが実現したというわけだ。
小学生の田植えを毎年企画しているのは、何度も「らかす日誌」に登場したO氏である。最近では、私と誕生日が同じMa氏も手伝っている。田んぼはMa氏宅のそばで、他の数人を交えて田を起こし、肥料を加え、水を引き、と準備を進めてきた。
私も準備作業誘われたが
「俺、農作業嫌い。シティ・ボーイだからな」
とにべもなく断ったにも関わらず、あかりの希望は難なく叶うことになった。
この田植えは5月30、31日にやる予定だったが雨が降らなかったため水が足らず。今月6、7日に順延された。そして恵みの雨に見舞われ、無事、今週末に実行される。
あかりは私の最後の孫である。歓迎しなければならない。その準備は1週間ほど前から進めている。あかりが喜ぶに違いない、だがきっと知らないだろう遊具をAmazonで買ったのだ。映画「バグダッド・カフェ」を見ていてふと思いついた、と書けば
「ははーん、あれだな!」
と思いつかれる方も
いらっしゃるかもしれないが、ここでは明かさない。最初に知るのがあかりでなければ意味がない。
あかりにはすでに、秘密のプレゼントがあると知らせてある。さて、どんな玩具を想像しているのだろう?
そして今日は、カーペットを買いに行ったついでに、花火を買ってきた。明日の夕食のあとやろうと思っているが、これは持ち帰らせてもいい。メインは「秘密のプレゼント」なのである。
土曜日、田植えは8時半開始である。私なんぞは
「あんな作業のどこが楽しいのかね?」
と横で見ているだけだが、明かりはどんな表情をして苗を植えていくのだろう?
昼食は、こんどうの鰻。食べ終えれば伊勢崎の本屋に行ってあかりの本を買う。
さて、どんな週末になるのだろう?

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