2015
07.10

2015年7月10日 所感

らかす日誌

あの、トヨタ自動車の女性役員になるはずだった米国人女性。麻薬を持ち込んだ疑いで逮捕されたけど、結局起訴猶予、つまり罪は問わない、ということになっちゃった。
結論は、まったく妥当である。以前書いたが、あんなことで逮捕する方がおかしい。
だが、だ。彼女は、警察の不当逮捕故に、トヨタ自動車での仕事と地位と、そして報酬をフイにした。留置場で不安で不愉快な、まったく無駄な時間を過ごした。名誉がはなはだ傷つけられたのはいうまでもない。結論が妥当だからといって、彼女が失った沢山のものが彼女に戻ってくるわけではない。
警察の、何処の誰が彼女の逮捕を思い立ち、何という上司がそれに同意し、何処のバカな裁判官が逮捕状を発行したのか、私はまるで知らない。だが、彼女の逮捕に至る過程で関与した連中の責任はどうなるのか?

「ごめん。ちょっと行き過ぎちゃったかな」

で済む話ではないはずだ。
私が彼女だったら、アメリカに戻ったいま、

「あの憎っくき日本の司法官僚どもを懲らしめる手立てはないか」

と相談している。手段があるとなり、どうするかの方針が決まれば、損害賠償なのか、名誉毀損なのか、それはどうでもいいが、とにかく被った損失に対する賠償を日本政府から取る。

数ヶ月後、そんな訴訟が起こされると期待しているの。やれ、やれ、おばちゃん! おばちゃんが勝訴して沢山のお金を手にすると、それは我々の税金から支払われるわけだが、今回は特別に許す。行け−、おばちゃん!
さて、成り行きやいかに?


これもしばらく前のことだが、サッカーの本田がクラブ経営に乗り出すことを取り上げて、

「寿命の短いスポーツだから、引退後の生活設計をするのはいいとして、ナイトクラブね。まあ、その経営が軌道に乗ったらハングリー精神はなくなるわね」

と書いた。我が妻女殿のもたらした情報に依拠したのだが、大きな思い違いをしていた。本田が乗り出したのは、クラブはクラブでもサッカークラブであった。オーストリア3部リーグのSVホルンを買収したのだそうだ。8日付けの日本経済新聞の記事で知った。
彼は2012年に大阪で、サッカースクール「ソルティーロ」を開校し、いまや関東、関西、九州の49校に成長しているともあった。
であれば、本田はやっぱりサッカー一筋に生きようとする男である。
バカにして悪かった。ここに陳謝して訂正する。ごめん。


どうやら梅雨が明けた。群馬県の夏の高校野球は明日11日に開幕する。その直前に夏に入るとは、季節も味なことをする。
それはいいのだが、とにかく暑い。昨日まで、どちらかというと冷夏気味であったから、体がすっかり冷たい夏になれている。そこへいきなり30℃超では、体が戸惑うのも当たり前である。噴き出す汗を、腰からタオルをはずしてぬぐいながら仕事をこなし、

「でも、暑さもあと2ヶ月弱だもんな」

と受け止められるようになった私は、多少は年の功が加わってきたか。
でも、……、暑いの、やだ!


私にMartinのカスタムメイド・ギターを譲ってくれた(物々交換であったが)レコード店主に久しぶりにあった。ちっとも上達しない私のギターの腕をどうしたら良かろう、と相談に赴いたのである。

「楽器なんて、自己満足すればいいんです。ほら、俺はこんなに弾けるようになったんだぜ、と思い込むことが大事です」

いやー。この腕で? 私は、己にも厳しい評価をするタイプの人間なんだが。

「そう、大道さんはキチッキチッと論理を組み立てすぎるのです。もっとおおらかに行かなきゃ。ビートルズの曲を自分なりに弾いて、これが俺のビートルズだ、でいいんです」

そうかなあ? やっぱ、それは一定以上の腕前になってからのことだと思うが……。

「あ、そういえば、大道さん」

はい。

「私も右肩が痛くなりまして

俺と同じように? それはおめでとう。

「大道さんの話を聞いていて、俺は若いころからやってるから、そんなことにはならないぞ、って思っていたんですが、数ヶ月前からどうしようもなく痛くて」

だって、毎週マッサージに通ってるんでしょう。

「いや、マッサージはまったく効きません。ほら、車の運転をするでしょ。で、後ろの座席に置いたのを取ろうとすると、ズキンときて、痛たた、って具合で。ギターを抱えても痛くて、教えている生徒が来ると痛みを抑えながら教えて、気力で続けていると何とかなるんですけどね」

それは、それは。
俺は、車の後ろの席の荷物を取ってもズキンとは来ないし、ギターを抱えても痛ててて、ってことはなくなったけどね。

「いや、ホント。大道さんのいってたことがやっと分かりました」

あ、そう。
でも、君が発症したのは50歳。俺が発症したのは、確か62歳ぐらいだもんね。クックッ。君、俺より体の老化のスピードが速いんじゃない?」

「そんなことはないですよ!」

ギターとは、一定以上の年齢層にとっては、右肩に悪い楽器らしい。
にしても、だ。ギターがうまくなりたいなあ……。