02.05
PANTAもがんかよ! がん友になっても仕方がないのになあ……。
頭脳警察というロックバンド(ある人はパンクロックともいうが)のリーダー、PANTA(本名・中村治雄)が1日に緊急入院、肺がんであることを公表した。ショックである。
何でも、肺がんが見付かったのは2021年9月だとか。治療の甲斐あってかステージに戻り、明日6日も夕刊フジ・ロック『頭脳警察』公演が予定されていた。コンサートを前に、恐らく肺から来る発熱を押して5回目の新型コロナワクチン接種のためかかりつけの医院に向かったところ、
「ワクチンどころではない! 即入院!」
と救急車で搬送されたとのことだ。
芸能ニュースなどには全く関心がない私が知ったのは3日のこと。なんとか励ましたくて4日、彼のiPhoneにメッセージを送った。
「緊急入院とのこと。まずお見舞いを。私も最近、前立腺がんの宣告をうけました。肺がんに比べれば、という人もいますが、それでも立派ながん患者にかわりはありません」
「いま、ある医師の勧めでびわの種の粉末と青嵩、それに重曹を服用しています。それぞれ強い抗癌作用があるとのことです。関心があれば連絡を下さい」
「いずれにしても、今日から我々はがん友です。仲良くやりましょう。あなたのコンサートに行きたいな。早く回復してください」
「思わず、あなたのCDを3枚、Amazonでポチりました」(昨日になってもう1枚増えた)
以上である。が、いま現在、返信は来ない。返信もできない状態なのだろうか。
PANTAとは朝日ホール総支配人のとき付き合いが始まり、桐生で彼のコンサートを開いた。関心をお持ちの方はこちらをご覧頂きたい。
武力革命を煽る数々の曲をアルバムに収めて発禁処分を受けたことで著名だが、私は彼のバラードが大好きである。「裸にされた街」「万物流転」「夜明けまで離さない」などは、世界のどこに出しても通用する素晴らしいメロディラインと歌詞、それに音を持った名曲である。彼の才能をこよなく愛する私は、一日も早い回復を願わずにはいられない。
ちなみに、今日はPANTAの誕生日である。1950年生まれと聞いたので私より1学年下であるとずっと思ってきたが、何のことはない、早生まれで私と同学年ではないか。ま、どうでもいいことだが、
「73歳で病に伏せるのはちと早すぎるぞ。もう一踏ん張りしなきゃ、あんたの人生、完成しないだろ?」
とエールを送りたい私である。
という私の方は、相変わらず青嵩を煎じてのみ、びわの種の粉末を湯に溶いて鼻をつまみながら飲み、寝る前に重曹をお湯に溶かしてウイスキーのお湯割りを楽しむ暮らしを続けている。私の前立腺に巣くったがん細胞、少しは打撃を受けているだろうか?
できれば大打撃を受けていてほしいものである。