10.11
FM桐生に生出演!
地元のラジオ局、FM桐生に生出演してきた。午後1時,25分から2時まで。だからどうだということもないが…。
出演依頼を受けたのは、以前紹介した私の著書、「桐生を紡ぐ」の表紙などをデザインしてくれた Miさんだった。とある酒席でFM桐生の担当者と同席になり、この本の話をしたらしい。何しろ、桐生を盛り上げることを目的に出版した本である。地元紙にも紹介されたのだが、この担当者は初耳だったらしい。
「であれば、是非私の番組にご登場いただいて」
という話になり、
「それなら、執筆者の大道にも話してもらったら」
とMiさんが考えて今日を迎えた。
というわけで、30分強の時間のほとんどは「桐生を紡ぐ」の話だった。求められて、
・朝日新聞を離れた後、しばらく桐生に居残ることになったので、何か地元の役に立つことをしたかった
・私にできることは取材をして原稿にすることぐらい。だから、桐生にとってはよそ者の私から見た桐生の「推し」をWebで書こうと思った
・不動産会社アンカーの社長から、だったらわが社のHPで書いて欲しいといわれて「きりゅう自慢」の連載を始めた
・この本は「きりゅう自慢」の原稿が元になっている
・「きりゅう自慢」で桐生えびす講を書いたところ、えびす講を運営する責任者であるO氏に「ぜひ本にしたい」といわれた
・だが、えびす講だけでは文章の量が足りず、えびす講に関わりがある刺繍作家の大澤紀代美さん、えびす講で自作のカラクリ人形を演じている佐藤貞巳さんの原稿を加えて1冊の本にした
などを話した。
実はMiさんとの協作でできた本がもう一つある。以前紹介した「CINE MAKURA」である。オンデマンドで出版、Amazonなどで手に入るが、これが全くといっていいほど売れない。売り上げに伴う印税は協力者で分配することにしているが、まだ分けるのが面倒なほどの売れ行きでしかない。
「ひょっとして、買ったのは俺だけ?」
と嘆きたくなる惨状である。
そういう次第で、Miさんも「CINE MAKURA」の売れ行きには関心を持たざるを得ない。だから
「せっかくの機会です。『CINE MAKURA』も宣伝しちゃいましょう!」
というのが事前の2人の合意であった。
ところが、やはり地元メディアの関心は「桐生を紡ぐ」にあった。話が「CINE MAKURA」に移ったのは、残り時間5分! というところだった。さて、聞いている人に関心を持ってもらえ得るような話を「CINE MAKURA」についてできたのかどうか。
実はこの、「CINE MAKURA」宣伝戦略には、どう考えても埋められない溝があった。耳で聞く視聴者への、購入方法の説明法である。
Amazonに行きましょう、そこで「本」を選んでください、まではいい。だが、そこで入力する検索語は「CINE MAKURA」である。確かに「CINE MAKURA」と入れれば私の本がずらりと並ぶ。だが、「CINE」と「MAKURA」の間のスペースをなくすと、何もヒットしない。「CINE」だけだと、他にもたくさんヒットして、その1 つとして私の本が登場するだけである。
他には、検索語として著者名である「大道裕宣」を入れてもいい。しかし、耳で聞いている人たちに「大道裕宣」という感じでの私の名前を記憶してもらうのは土台無理である。
「であれば、どうしたら私の話を聴いてAmazonで購入してくれる人を産み出すことができるだろうか?」
放送が始まるまでそんなことを考えていたが、名案は浮かばない。そのままスタジオに入り、放送が終わってみれば、購入方法のガイドまでは行き着かないまま時間切れになった。これ、一体良かったのか、悪かったのか…。
そうそう、ついでにお伝えしておきます。「CINE MAKURA」は現在、第4巻「もっとCINE MAKURA」までが購入できます。上にかいたように、Amazonで「本」を選び、「大道裕宣」か「CINE MAKURA」で検索していただければ、オンデマンドでの紙の本、あるいはKindle版をお買い上げいただけます。ついでに、ひとつ前の行に「CINE MAKURA」にリンクを張っておきました。これをクリックしていただければAmazonの売り場に飛べます。1人でも多くの方に実行していただき、それだけでなく、
「おい、面白い本があるぞ!」
と知人・友人にお勧めいただくインフルエンサーになっていただくことを日々心待ちにしております。
ああ、私は印税生活者になってみたい!