2022
10.13

異常なし

らかす日誌

本日、9月初めに受けた「結核・肺がん検診」の判定結果が届いた。

「異常なし」

判定コメントとして

「今回の検診の結果、所見は認められませんでした。健康のために、定期的に検診をお受けください」

とあった。

福岡地裁まで法廷デモに出かけ、私の前の方ででもっていたヤツが落としたハイライトの箱を拾ったのはちょうど20歳の時である。たばこを吸わなかった私はデモ後の集会で

「これは誰のだ?」

と呼びかけたが、誰も手を挙げない。仕方なく持ち帰ったハイライトを机の上に置いているうちに、何となく

「タバコってどんな味がするんだ?」

と思い始めた。それまでタバコを吸おうなどとは思わなかった私が初めてタバコに手を出したのだった。
それでも、タバコ族の1員になるつもりは全くなかった。だが、

「ハイライトはこんな味か。じゃあ、缶ピース、ロングピース、ショートピース、ホープ、ショートホーなど、見かけたことがあるタバコを一渡り味わったら終わりにしよう」

と思いついたことが運の尽き。色々と吸って

「やっぱりハイライトがいちばん味がいいじゃないか」

とわかったとき、私はタバコに囚われてハイライトを買いに出かけたのである。

以来53年。多いときは1日に2箱近いハイライトを煙にしていたが、最近は1日3回のパイプと、3、4本の紙巻きタバコを嗜む程度になった。それでもタバコをやめたわけではない。それだけに、今日の検診結果は、まずは目出度しである。

だがなあ、桐生市が無償でやってくれる健診だから、中身は極めて簡単である。レントゲンと痰の検査。中でもレントゲンの画像は読み取りが難しく、特に初期の肺がんは名医でなければ正確な判定はできないと聞いたこともある。さて、桐生市にそこまでの名医がいるのかどうか。安心しきることはできない。

従って、この検診で

「肺がんの恐れがあります」

などという知らせが来れば、ガンのステージは相当に進んでいるはずで、手遅れになりかねない。
今回の一世検診でそのような知らせを受けた人がいるのだろうか? 所詮他人事だが、気になるところではある。

大勢の皆様は全く関心を持たれないであろう私の肺がん検診の結果をここに記したのは、我がファミリーを初め知り合いの読者が、このページで私をフォローしてくれているからである。
我が健康に無関心の方にはお許しを願っておく。