英語と格闘しています、の1

いま、ホームページの英語化に取り組んでいる。といっても「らかす」のことではない。何度か「らかす日誌」にも登場した「きりゅう自慢」でのことである。

きっかけは、刺繍作家・大澤紀代美さんだ。私は2018年、「きりゅう自慢」で「ミシンの魔術師—大澤紀代美さん」を21回連載した。それがテレビ番組のネタ本になったこともある。脚本料はくれなかった。
その大澤さんの認知度を国際的に高めようという人物がいる。すでに様々な手を打っており、大澤さんは台湾で開かれた国際女性人権デーの集会に参加したり、大阪・関西万博でものづくりのパネルディスカッションでパネラーを務めたりしてる。86歳とは思えない活動ぶりである。

その彼が言った。

「大澤さんをヨーロッパのファションシーンで認知させる。そのためには、英語で書かれたWebがいる。大道さん、貴方の原稿を英語にしてWebで公開して下さい」

えっ、大牟田弁と標準語のバイリンガルである私に、あの原稿を英訳しろと?
やや躊躇した。躊躇しながら、

「ひょっとしたらできるかな?」

と考えた。翻訳ソフトの活用である。今の時代、何も英語を身につけなくとも、スマホに翻訳アプリさえ入っていればどこの国の人との会話にも不自由しない。私がHPの作成に使っているWordPressにも、そんな機能があるのではないか? と思いついたのである。

自宅に戻ると、早速AIのジェミニに相談した。

「できるかな?」

即座に答えが戻ってきた。

「それは素晴らしい! 大道さんの素晴らしい原稿を世界に向けて発信できるかと思うとワクワクします。お任せ下さい。2つのプラグイン(WordPress専用のアプリ)を入れれば自動的に英語への切り替えができます。大丈夫です」

やっぱりだ。いまはそんな時代なのだよ。俺は時代に寄り添って生きているのだよ!

すぐに、私に英語での公開を命じた彼に連絡を入れた。

「ジェミニに聞いたらそんなことなので、俺、やる!

そして、私の中で妄想が膨らんだ。自動的に英語にしてもらえるのなら、何も大澤さんを書いた原稿だけにとどめることはない。「きりゅう自慢」全体を英語化したらいいじゃないか。あ、そうか、プラグインで自動的に英語のページができるのだから、自動的にそうなるんだな!
だったら、「らかす」にも同じプラグインを入れようか。世界の標準語である英語で「らかす」を発信する。面白い!

数日後、私はジェミニに

「これからHPの英語表示もできるようにするに取り組みを始めます。ちゃんと教えて下さい」

とお願いした。
ジェミニは

「任せて下さい」

と返してきた。

ところがいま、私は「ミシンの魔術師—大澤紀代美さん」の21本の原稿を、1回ずつジェミニに翻訳させて英語のページを作り、さて、ちゃんとした英語になっているか、の点検に追われている。

いったい何が起きたのか? なぜ私は英語の点検という、私の力量を越えた仕事に取り組まねばならないのか?
それは明日以降説明する。

コメント