2022
09.17

我、「イベルメクチン」(新型コロナの治療薬)を入手せり。

らかす日誌

「大道さん、これ、持って行かない?」

昨日、取材先でそう声をかけられた。「これ」とは

「ほら、新型コロナの治療薬で、イベルメクチンですよ」

何でも、取引先から

「あった方が安心でしょう」

といわれて入手したのだそうである。
この取材先でも最近、コロナの感染者や濃厚接触者が出ている。取材先ご本人が濃厚接触者となったのはつい最近で、おかげで取材の日程が延び延びになり、昨日。やっと会えたのだ。
恐らく、それを知った取引先が気を利かせてイベルメクチンをわざわざ持ってきてくれたのだろう。

イベルメクチン。どこかで聞いた記憶はある。しかし、アメリカでは使われているが、まだ日本では認可されていないはずで、そんな薬がどうして手に入るんですか?

「いやあ、よく分からないんだけどね。でも、この薬を処方している医者もいるらしいよ」

頂いたのは、10㎎が2個、6㎎が2個である。一緒に、ネットで見つけたとみられる

【イベルメクチンを飲む前に】コロナに役立つ正しい飲み方と安全性

という刷り物をもらった。

それによると、イベルメクチンには感染予防効果もあり、感染を防ぐには毎週1回、体重1㎏あたり0.2㎎を服用するとある。つまり体重80㎏であれば16㎎。10㎎錠と6㎎錠を私にくれたのは、私の体格を見極めてのことである。

また濃厚接触者になったら、同じ量を48時間空けて2回服用する。今回頂いた量はこれに対応する。本当に効く薬であるのなら、私は濃厚接触を恐れる必要はないことになる。

感染が判明したらどうするか。その場合は量が増え、毎日2倍から3倍の量を5日間、または回復するまで飲み続ける。

頂いた刷り物には「興和」という製薬会社のプレスリリースも付いており、それには

「北里大学との共同研究から、既存の変異株と同様に、オミクロン株に対しても同等の抗ウイルス効果があることを確認しました」

「イベルメクチンは寄生虫感染治療薬として、WHOが感染地域に30年以上にわたって配布しています。特にアフリカの一部の国では、ボランティアが人々に直接配布するほどの安全性が確認されています」

とある。効果があって副作用の恐れがない。なるほど、理想的な治療薬である。名古屋に本社があり、かつて私の取材対象でもあった「興和」も、このイベルメクチンを製造しているかな?

私もネットで検索してみた。すると、イベルメクチンは日本人ノーベル賞学者・大村智さんが開発、アメリカのメルク社が製造しているものだ。であれば、日本の誇りとして1日でも早く認可しすれば良いものを、と思うが、すでに特許が切れてジェネリック薬品が出回り、イベルメクチンそのものを作っている会社が少ないからだそうだ。ジェネリック薬品とは、もとの薬品と同じ薬効を持つはずだからジェネリックでいいではないかとも思うのだが、寄生虫感染には効いても、コロナには本物のイベルメクチンでないと効果がないということか?

昨日差し出されたイベルメクチンを前に、気になったのは価格である。すでにジェネリックがでチェいるとは知らない私は、これは新薬であるに違いないと思ったのである。新薬は非常に高価であることが多い。

「日本では未認可だから保険が適用されず、まだ高いでしょう。そんなものを頂くわけには……」

と遠慮したのだが

「いや、1錠500円程度らしいですよ」

と聞いてありがたく頂いてきた。先ほどネットで見たら、イベルメクチンは寄生虫感染症の薬としては日本でも認可されていて、保険が利くらしい。だから500円か。

アメリカで使われ、日本では「興和」が効果ありと結論づけたイベルメクチン、あなたも濃厚接触者になる不幸に見舞われたら、思い出していただきたい。

私は……、折角頂いたものを捨てるのは申し訳ないが、使わずにコロナ禍を乗り越える事が出来ればと願っておる次第です。
さて、うまくいくかどうか。頂いたものは大事に付けの抽出に仕舞ってあります。