「高たんぱく&低糖質」を歌う食べ物って、そこそこあるんだねえ。

2023
03.16

「高たんぱく&低糖質」を歌う食べ物って、そこそこあるんだねえ。

「ロカボ」という言葉をご存知だろうか？
私がこの言葉に出会ったのは、つい最近である。糖質制限を続けていて、

「そういえば、糖質制限食のレシピってあるんだろうか？」

とネットで検索したら、ゾロゾロと出て来た。その中の1つに、この「ロカボ」という言葉が登場した。何でも、「ローカーボハイドレート（Low Carbohydrate)」の略らしい。Carbohydrateとは炭水化物のことだから、なるほど糖質制限を目的にした食品なのだろう。

「私、痩せたらもっと美しくなれる！」

という見果てぬ夢を追いかける女性たちのダイエット願望につけ込んだ商品（私は少しふっくらした女性が好みであるが……）なのか、はたまた、万病の元といわれる糖尿病を患う皆さんにアピールしようとの商品なのか、そのあたりはよく知らない。
ダイエット願望などほとんどなく（お腹が引っ込めばいいなあ、程度の願望はある）、いまのところ糖尿病には縁のない私だが、前立腺に巣くったがん細胞を兵糧攻めするための糖質制限に取り組んでいる以上、一度は試してみたい食べ物でもある。

これまで2つの商品を試してみた。1つは「こんにゃくラーメン」である。Amazonで注文し、4つセットで1102円。決して安くはない。届いたら食べてみなければならぬ。
食べてみた。

「正直な商品だなあ」

というのが感想である。確かに、麺はこんにゃくなのだ。まあ、白滝をラーメンのスープにまぶして口に運ぶようなものである。ここまで正直にならずに、少しは私を騙して欲しかった。恐らく、2度と買うことはない。

もう一つは「zen pasta」である。なんでも、イタリアで人気を博しているそうで、

「おお、グルメの国イタリアで評価されているのなら、食べてみなければ」

と思ったのだ。
これは別命「こんにゃくパスタ」という。25g20個入りで1790円。熱湯に5分ほどつけて戻し、何らかのスパゲティのソースをかけていただく。味覚の点から言えば、同じこんにゃくが原料でも、ラーメンよりわずかにましというところか。やっぱり、こんにゃくはこんにゃくである。小麦粉から作るパスタ麺からは遠いところにいる。これも、恐らく、もう買わない。まだ残っている分は食べるだろうが……。

糖質制限を始めて、

「うわー、飯が食いたい！」

「死ぬほどラーメンが恋しい！」

などという強い欲求に駆られたことはない。時折、ローソンで買ってきたフスマパン（1個あたり糖質2g）を食べていれば何とかなる。

困るのは、緊急対応である。
例えば、明日は群馬大学付属病院に行かねばならない。予約時間が午前9時だから、安全を見て7時には家を出る予定だ。そんなとき、朝飯をどうしたらいい？　やっぱり、インスタント食品があった方がいいのではないか？

ということで、数日前から気になっていたのが、Amazonで売っている「ロカボ」食品だった。カップヌードルがあり、インスタント焼きそばもある。

「50％糖質カット！」

「43％糖質カット！」

などとうたっていて、何となく魅力的だ。
だが、どれもこれも1ダース単位での販売である。おいおい、12個も買って、

「こんなもの、食えるかよ！」

ということになれば、11個を捨てることになるではないか。それはもったいないというものだ。というわけで、まだポッチンしていない。

ふと思いついて、